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「「「「「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」」」」」
部屋の外からも聞こえる5人分の絶叫。
「勇騎!?」「お兄ちゃん!?輝くん!?」「耶俥くん!?」
美穂、真由、西園寺だったかが、それぞれの大切な人を心配する声を上げる。
それをやんわり収めるように猿渡一海は、彼女等を扉の前から遠ざける。
「心配なのはわかる…だけどな。アイツらは覚悟を持って自分から臨んだ。お前らも仮面ライダーなんだろ?だったら信じて…待ってやれ」
その言葉に少しばかり冷静さを取り戻した三人だが、不安はぬぐい去るには少々難ありだ。
「…心配になんのも無理ねぇだろ」
ボソッと呟く万丈。だが不安を煽るだけのその物言いにちょっとイラッ…とくる。
「黙ってろエビフライ頭」
「あぁ!?」
「デリカシー無さすぎだろバカ」
「馬鹿って言うなよ!せめて筋肉つけろよ!」
唐突に始まった言い争いに三人はこう思った。
(((筋肉つければバカでもいいんだ…)))
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