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ーーーーーーーーー どうやら途中で意識を失っていたらしい。 目覚めた時には戦兎の安堵した顔が覗いていt… ちょっと待て。 それよりも横だ。 ヤバい。 横向けない。 何故なら… 「なんで添い寝してんだアンタはぁああああああああああ!!」 絶対わかっててやっているのが目に見えているこの女教授(影宮哀奈)の悪意しか見えない添い寝にまたも(勇騎)は卒倒するところであった。 全員(男共)が、ニヤニヤしている辺り共犯だったのは間違いないだろう。 美穂もクスクス笑っていたので逆鱗に触れることはないのは救いだが。 ーーーーーーーーー 「お前、あのリアクションは反則…ぶふっ…!」 一海(カズミン)の堪えきれない笑いにも腹立つわーとか思いながら、既に笑いの輪に入っている輝と神崎、相変わらず無表情な耶俥を見て自身の覚醒が最後であったことを悟ると同時に、道紀の姿がないことに気づく。 「あいつは…「出てったよ。まぁ、アイツもここに来るまで色々あったみてぇだからな…まだこの輪に入りづらいとか考えてんだろ…」 反目しあっていたと聞いていたカズミンの言葉に意外さを感じた。 「俺も元は戦兎達とは敵だったこともあるがこうして今は仲良くやれてんだ…そのうち何とかなんだろ…」 「……そうだな」 説得力のある言葉に微笑みながら俺は言葉を返し、起き上がった。 「勇騎…これをお前に返す。」 不意に渡されたのは何とビルドのジュエルと、キルバスとの戦闘の際に生まれたあのジュエルだった。 例のジュエルには元々のビルドと似た配色のゴツめのデザインのビルドが描かれている。 「そいつは俺の持つコイツと共鳴することで初めて使える。そして恐らく…使えるのは1度きりだ」 戦兎が持つ装置は2本のフルボトルを繋げたような…赤と青の配色が眩しい筒状のものだった。 あと一日半…キルバスとの決戦の期限まで、俺達は体を休めることにした。 休め方は人それぞれだったようだが。
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