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ーーーーーーーー 「お前は俺がぶっっ潰す!」 怒りのままに力を解放する万丈。 「おい…!お前ちょっと落ち着け!」 次々、万丈(クローズマグマ)の拳が郷原(ゼブラロストスマッシュ)に繰り出される度に溶岩(マグマ)が飛び散る。 その余波は後方(うしろ)にいた女性(いおりんパイセン)を巻き込みかねない。 「ったく…!」 聞く耳を持たない万丈(筋肉バカ)。 かと言って下手に止めれば敵の思うつぼになる。 『ジンバーマロンッ!ハハーッ!』 (ナックル)を纏い、余波といおりんの間に入り盾になる。 「ぐ…う…!」 「だ、大丈夫ですか!?」 「へーきへーき!いつもの事っすから!」 心配そうに俺を見るいおりん先輩に目一杯強がってみる。 だが… “さっさと片付けろよ万丈(筋肉バカ)…!” ぶっちゃけあまり持ちそうにないのが本音だった。 「うぉおおおおおお!」 手甲(ナックル)を手にし、前面のボタンを押すクローズマグマ。 『ヴォルケニックッ!ナックルゥ!アチャーーーーー!』 紅蓮の業火というのすら生温い莫大な熱エネルギーを宿した拳が黒鎧(ボディ)を融解させ… 刹那、大爆発を起こした。 が 「ぐ…!」 クローズの腹を捉える一撃。 あの爆炎を掻い潜り、郷原は一撃を狙っていたのだ。 「万丈ーーーーーーーーー!」
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