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ただでさえ不確定要素が協力して誕生したクローズエボルという形態でやっと倒せた相手が、より凶悪になっている。
その事実は覆せない。
「だが…ここで逃げる訳にはいかない!」
「…ああ!コイツは絶対に…倒さなきゃいけない!」
『ワンサイド!逆サイド!オーールサイド!』
2人同時に跳び上がり、必殺技の体制に入る。
現れる虹色の放物線。
それは確実にキルバスを拘束した。
「あ?」
「「コレで…終わりだ!」」
『ジーニアス!フィニーーッシュ!』
『セーーット!ライダーキック!』
眩く輝く2つの攻撃。
それはキルバスに直撃し…
「「!?」」
「どうしたァ?」
したはずが全く通じていない。
見れば奇妙なゲル状の物体がキックを阻んでいた。
「「うわぁああ!」」
吹っ飛ばされ、地に転がる身体。
最大の攻撃が効かない事態は、いよいよ勝利の法則が見えない事態へと俺達の心を揺らし始めた。
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