プロローグ

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そう言えば、ハルオはさっそくと言った感じで面を取り、俺を見据えながらレンのせいではだけたシャツを完全に破いた。鎖だから、完全に脱げないと悟ったんだと思う。けどこのシャツ、高かったのになぁ。 ハルオは、相変わらず綺麗だった。俺を見る目は、切れ長で、でも澄んでいた。なんで、こんな奴が俺なんか監禁したんだ。レンやタイセイと違って、黙ってても会える仲なのに。 と思えば、そっと目を伏せ、俺と唇を合わせてくる。ハルオが屈んだ瞬間、一瞬だけ見えた白い胸元に、欲情した俺はやっぱり変態だ。 「ん…」 チュ、チュ…とバードキスを重ねる。ハルオは、ハスキーな声で息を漏らしていた。ムラムラが収まんなくなってきた俺は、ハルオの唇に舌を這わせた。その瞬間、ハルオはビクッと肩を揺らしたが、俺に合わせるように、舌を出して絡めあった。
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