99人が本棚に入れています
本棚に追加
ハルオが「噛んで」と言って白くて綺麗な首筋を差し出してきた。コイツが俺に求めていることが何となくわかったように思えて、俺は思いっきりハルオの首筋に噛みつき、歯を食い込ませた。
「…っぐ、ぅ…」
ハルオがうめく。俺の肩に指を食い込ませる。
レンのように上手く血は出なかったが、あざ程度にはなったんじゃねぇか。顔を上げれば、ハルオは案の定、満たされた顔をしていた。
「……あぁ、俺の宇一。お前だけを愛してるよ」
そう言われてしまえば、もう後には引けない。俺の手首に巻きつく鎖が、全身にまわったような錯覚を覚えた。
最初のコメントを投稿しよう!