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そのまま、狐の男は俺の上に跨って自分の息子を取り出した。いや、マジで見覚えない形だな。バックでヤったのか?
「はぁ……っん、」
そのまま甘い声をあげて自分で擦ってた。暫くすると、「ンッ!」と力んで白濁を零す。……俺のシャツの上に。サイアクだな。
「おい…このシャツどーしてくれんだよ」
「……黙ってて」
それだけ言うと今度は擦った手で俺のシャツをブチブチと剥いでいく。その下に現れた俺の裸に「あぁ…」と嬉しそうな、恍惚した声をあげていたから、俺じゃなくて俺の体が恋しくなったんじゃねぇのかと思った。
かと思うと、俺の首筋に顔を埋め、スンスンと匂いをかぐ。そして、何故かゆっくりと面を外していく。その下から現れた顔は、俺のよく知ってた奴だった。
「レン…」
「あぁ、宇一、宇一っ!」
抑えきれないかのように、俺の体にしがみつき、首筋を舐めたり、時折吸ったりする。かと思えばーー
「いっ、て」
絶対コレ血ィ出るよー。勘弁してくれ。と思うほど勢いよく噛まれたりするのを何度も繰り返された。お前は吸血鬼か。てゆーかコレ肉まで食いちぎろうとしてるだろ。カニバリズムの方か。
その間、レンは、何度も俺の名前を呼んでいた。
その声に、体が疼いた俺は、きっと病気だ。
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