ショートケーキの苺よりも甘く

衝撃波

最初に想いを告げられた時、戸惑った。
しかし、戸惑ったと同時になぜか嬉しいと思った。

自分も今まで、恋愛対象は異性だったはずだ。しかし、彼に告白されてわかった。

あぁ、恋愛は女だとか男だとかじゃないんだ。自分の気持ちを真っ直ぐに向けられる、自分が一番大切にしたいと心から願う人とするものなのだ。と。

そう思ったら、一生懸命、嫌われるかもしれないと怯えながらも想いを伝えてくれた彼の事が急に愛しく思えてしまったのだ。

だから、キスをした。
触れるだけのキスを。