107人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくして、そろそろ家に帰ると翔は立ち上がって家から出ていった。
翔が帰って1時間くらいして、玄関のドアががちゃりと開く。
帰ってきた人を認めて、
「おかえり。」と声をかけると相手は疲れ切った声で、
「あー疲れた、、と呟き、キッチンの冷蔵庫からビールを一本取り出してソファにどっかと座った。」
つまみでも作ってあげようと席を立つと、相手は愚痴を聞いて欲しいようで、
「ねーぇ、きーてよぉ!きょぉさぁー、」
と言った感じで話し出した。大して何を言っているのかわからないし、多分言った本人も明日になれば覚えていないので、適当に相手が不快にならない程度に相槌をうつ。
「うん、、、そっか、大変だね、」
相槌を打ちながら、あと寝る前にしておきたい事を振り返る。
あとは、、観葉植物に水あげて、さっき空になったティッシュ補充して、明日の弁当用の米研いだら終わりかな、。
「でさぁ、あんひとがさぁ、、」
まだまだ愚痴は続く。
はやいとこ酒に酔いつぶれてくれた方が楽ではあるんだけど、意外と酒に強いんだよね、。
思わずため息が溢れる。
最初のコメントを投稿しよう!