衝撃波

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しばらくして、そろそろ家に帰ると翔は立ち上がって家から出ていった。 翔が帰って1時間くらいして、玄関のドアががちゃりと開く。 帰ってきた人を認めて、 「おかえり。」と声をかけると相手は疲れ切った声で、 「あー疲れた、、と呟き、キッチンの冷蔵庫からビールを一本取り出してソファにどっかと座った。」 つまみでも作ってあげようと席を立つと、相手は愚痴を聞いて欲しいようで、 「ねーぇ、きーてよぉ!きょぉさぁー、」 と言った感じで話し出した。大して何を言っているのかわからないし、多分言った本人も明日になれば覚えていないので、適当に相手が不快にならない程度に相槌をうつ。 「うん、、、そっか、大変だね、」 相槌を打ちながら、あと寝る前にしておきたい事を振り返る。 あとは、、観葉植物に水あげて、さっき空になったティッシュ補充して、明日の弁当用の米研いだら終わりかな、。 「でさぁ、あんひとがさぁ、、」 まだまだ愚痴は続く。 はやいとこ酒に酔いつぶれてくれた方が楽ではあるんだけど、意外と酒に強いんだよね、。 思わずため息が溢れる。
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