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僕の名前は苺谷雪
「つばさは、苺谷の隣な。苺谷ってのはほらあそこの小さくてかわいくて金髪のやつ。」
先生その説明の仕方はないんじゃ…?
「先生、彼も男なら高校生にしてかわいいとか小さいと言われるのはかわいそうだと思います。第一俺だったら嫌です。」
っ!驚いた。今までこう言われ続けてきてもはや諦めていたのだが、こうして庇われたのは初めてだった。一気にこの男への好感度が上がった。
「そうなのか?悪い、苺谷!先生そんなつもりなかったんだけど、気悪くしたらごめんな!」
新しくうちの担任になった小野先生は、ちょっと天然でおっちょこちょいで素直な事で有名だったので、さして気分を害したわけではないのだが、謝ってくれた事には単純に嬉しかった。
「いえ、大丈夫です。先生が素直で思った事をすぐに口に出すのは有名なので。」
「有名…なのか?」
変なところにショックを受けたようだった。
朝のSHRで連絡事項を終えると先生は教室から出て行った。
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