フレンド申請

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「ちょっと!雪〜俺の居ないところで何友達増やしてんだよー。俺も転校生と友達なりたいんだけど、、。なぁ田中?なってくれるか?」 女子とわーきゃーやってた楓が帰ってきた。 しかも何故かは全くわからないが、ちょっといじけている気がする。 「お前、友達二号なってくれるのか!ありがとうな!」 そうして田中の友達は俺と楓2人に増えたのであった。 楓が翔と友達になった辺りから、周囲の女子が楓君やっさしーとかできる男は女子だけでなく男にまで優しいのかとか色々言われ放題である。楓も勿論気づいているのだろう。何故なら友達になった直後に小声でこう言ったからである。 「俺、別に女子にいい顔したくて田中と友達になったわけじゃねーから。あと、俺意外と一途な奴なんでそいつ意外にいい顔しようとか思わねーんだ。」 そう、楓には想い人がいるという。今まで、僕が知る限りさまざまな人に告白されてきた楓だが、決まって返事はいつも同じで。 「ごめん、、俺さ、小さい頃からずっと好きな奴いるから、、付き合えない。ごめん。でも告白、ありがとうな!」 みたいな感じで振ってしまうのだ。
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