フレンド申請

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「楓の想い人って誰なんだよー。いい加減教えてほしーなー。かーえーでーくーん?」 上目遣いで首をかしげる。すると何故なのか判らないが大抵の人は、うっ、と呻いて、ため息の後に教えてくれるのだが楓にこれを使っても想い人は教えてくれた試しがないのだ。 「やだ。雪ちゃんには内緒。」 ほらやっぱり。そして、意地悪で返すんだ。 「っ!ちゃん付けすんなって言ってんだろぉ!僕はお、と、こなの!!」 楽しそうにニヤニヤしてる楓を指でさして、翔に抗議する。 「なーつばさ!楓酷くない?ちゃん付けだよちゃん付け!!助けてよ〜〜。」 するとつばさは、 「楓君は雪ちゃんLOVEだねー」と笑った。 「そーだよー!楓君は雪ちゃんLOVEだから〜。翔ちゃんにはあげないぞぉ〜。」 「ちょ、変な声出すなよ⁈誰が雪ちゃんLOVEだよ!!」 ぎゃーぎゃーわーわーと言い合う様を周りの女子はそれぞれ、 「眼福だわぁ、、」 「イケメンの集団がわちゃわちゃしてる、」 「雪ちゃんは安定のかわいさよねー」 「翔君カッコいいわ、、。」 とあたたかーく見守りつつ、翔を彼氏にしたいと目をギラつかせるのであった。
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