お礼参り

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 サンタフェ村の村長らは、アルバカーキ村の長老宅へ押し掛けた。  村長は、長老宅の玄関へ、行儀悪く座り込んだ。  そして、こう怒鳴りつけた。  「おい、お前ら…!俺たちの大事な池の水を、勝手に使いやがったな…!」  長老は耳をかき、とぼける様に…  「何を寝惚けたことを。春でもねーのに。それにあの池は、おめえたちの物じゃねーだろう」  長老の憎たらしい、しらけっぷり。  頭に来た村長は、自分が連れて来た若い衆へ向けて、こう指示した。
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