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「や、約束ですよ…」
こんなの約束ごときじゃないんだけど、仕方ない。ついて行くしかない。
私はそっと手を重ねる。
「ふっ、小さい手だな」
は、鼻で笑いやがった!小さいってそれは、個人差あるでしょ!
それにあなたの手が大きいのよ!逆に!
すると、ふわっと体が浮いた。
「えっ・・・」
う、浮いてる。・・・嘘でしょ?え・・・。
ちらっと彼を見ると警戒しているように周りを見ていた。
この人は一体・・・
「行くぞ」
そういうと高く舞い上がった。
落ちたら、死ぬ・・・。
私は彼の手を力強く握った。
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