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大学に入って数ヶ月。
遠距離の彼氏との別れ。
友だちのおかげで心の寂しさは癒えたけど
カラダの寂しさが無くならない。
ひとり暮らし。
夜通しオナニーに耽ってみたり、
通販でグッズを買ってみたりしたけれど。
まだどこか満たされない。
高校生の時によく彼氏と外でエッチした。
お金、実家…
物理的な理由ももちろんだけど、
1番はとにかく欲求が勝ったから。
公園、駅、学校、電車、図書館、ショッピングモール、映画館…
思い出すだけで疼いてくる。
肌に感じる外気。
耳に届く街の音。
他の人の日常の中で濡らし感じる。
気をつけないと気づかれる。
気づかれてはダメだけど見られたい。
部屋でのエッチと比べものにならないほどいつも感じていた。
外でしたい。
外で感じたい。
外でイキたい。
ある日曜日。
レポートの調べ物をしに大学の図書館へ行った。
端末で書籍を検索し、1番奥まったところにある書架へ。
目当ての本をとりその場で目を通す。
文字を目で追いながらふと思い出す。
エッチしたのもこんな図書館の奥だった。
急に体がほてってくる。
カウンターや読書スペースからは死角になっている。
自然と本を書棚に戻していた。
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