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「アッハッハッハ!いやあ、痛快、痛快、そこまではっきりとずけずけ言えるあなたが羨ましい。平々凡々とした在り来たりな人ばかりに接して来て面白い話に飢えていた私にとってあなたは心のオアシスだ!」
「ところが、私の奥さんは私を心のオアシスと感じないらしく先日、私のアパートから出て行って、それっきり居なくなっちゃいました」
「居なくなっちゃった?」
「ええ、別に行方不明じゃないですから捜索願を出すには及びませんがね」
「と言うことは居場所は分かってるんですか?」
「ええ、実家です」
「はあ、なるほど、ふふふ、逃げられたんですね。何で逃げられたんです?」
「私が痴漢をやったからです」
「えっ!痴漢!」
「ええ、それは兎も角、あなた、今、私が妻に逃げられたと知って笑いましたね」
「いやいや、すいません」
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