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1年生の寮に着いた幼馴染みで親友である友は、
足早に自分の部屋に向かい残された雫は死んだ目で部屋のドアを眺めていた。
すぅーはぁーすぅーはぁー
只今深呼吸をしています。
しばらくお待ちください。
ガチャ
そぉーとドアを開けそぉーと中に入り、キョロキョロ観察しながら何も無い廊下を歩き、目の前のドアを開けてダイニングに着いたけど同室者らしき人物が居ない、寝てるのかな？
結構広いダイニングに何故か大きい観葉植物が4つあった。
何故観葉植物.......いいと思うけど同室者のイメージが分かんないなぁ、どんな人なんだろ。
広いダイニングにしては必要最低限の物しか無く、ダイニングのど真ん中には大きいソファがあってあれは3人以上が座れてレイアウト可能なソファじゃないか。
同室者君グッジョブ、自室に行く前に絶対ソファで寝そうな予感しかしない。
料理はしないから軽くリビングを見たけどコンロが4つあった事に驚いた。
一通り見たから自室に行こうとした時、ダイニングの奥の方からガチャっと音がして、音が聞こえた方向を見たら半裸の男と目があった。
半裸の男｢.............｣
雫｢同室者の八代 雫、よろしく。｣
頭にバスタオルが乗っていて微かにシャンプーのいい匂いがしたからお風呂に入ってたんだ。
んー、お風呂上がりの匂いは結構好き。
いい匂いに包まれ幸せな気分になりながら軽く自己紹介をしたけど、返事が無くまあいいか名前言いたくない気分もあるよね。
謎の解釈をしながら自室に戻る雫。
それにしてもうちの同室者君、本当に高校生？
お風呂上がりだからかな、とてつもない色気だったあれは高校生が出せる色気ではないと思う。
それにしても綺麗で真っ赤な髪だったけど、髪色的に風紀委員に怒られたりしない？
まさか、裏の組織に所属していて極秘任務の為にこの学園に潜入しているとか。
でも暗殺系には向いてないよね、真っ赤な髪は目立つからきっと暗殺者ではない。
同室者に対して失礼過ぎる考察をしながら雫は荷解きをした。
メロンパンが沢山入ってるダンボールあるし、メロンパンの抱き枕あるし、メロンパン柄のパーカあるし、んー忘れ物は無いかな。
多分
ふぁぁぁ眠いーーーー。
んーー何か忘れているような.......。
荷解きはほぼ終わったから.............。
.....................................(-.-)ｚｚＺ
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