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雫「ちょっと.......?」
いつの間にか両手を壁に縫い付けられて身動きがとれない。
いくら温厚な雫さんでも怒る時は怒るんだよ。
背中ヒリヒリするし、今日から君を赤髪君って呼ぶぞ?いいのか?
赤髪君「.......誘ってんの?」
雫「はぁ?」
やっと喋ったかと思えば理解不能だ、別に新入生歓迎会は誘ってないし、担任に頼まれてクジを渡しただけ。
来たくないんだったら来なければいい、多分。
さっさっと手離してみたいな顔をしたけど中々手を離してくれない。
よし、蹴るか。
赤髪君「そんな格好して誘ってるようにしか見えないし、この状況で普通蹴る?ねぇ.......襲っていい?」
雫「っんぅ、ふ、ちょっとっ」
早口で喋ったと思えば両手を頭の上に一纏めにされ、耳元で吐息のように囁かれて擽ったいのに、太腿を軽く撫でられてゾワゾワした。
「可愛い」と嬉しそうな声が聞こえた。
こいつマジでコロス。
太腿の触り方が非常に良くない、ズボンを履いてない肌は無防備で、太腿も軽く揉まれたりして頭がグチャグチャになってきた。
雫「やぁ!?ひ、やだ、もう許して?」
頭がぼーっとなっていた時、耳を思い切り噛まれて女の子見たいな甲高い声が突然出て恥ずかしのに、今度は舐められ、ずっと太腿を触られて本当おかしくなって「許して」何て情けない声が出た。
赤髪君「...やば止まんなくなりそう。」
ボソッと呟いたと思えばずっと太腿を触っていた手がだんだん上に上ってきて本格的にやばいと思い全身全霊で赤髪の急所を蹴った。
クリーンヒットしました。
赤髪君「.......くっっ!?ぶほっ!?」
雫「ざまぁみろ、この変態が」
突然急所を蹴られた赤髪は蹲り、蹲った赤髪の顔面を思い切り蹴り赤髪は綺麗に吹っ飛んだ。
全然容赦しない雫であった。
生徒会長に直談判して部屋を替えてもらおうかな。
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