八代家

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八代家

明穂「しずちゃん!!しずちゃんには翔永学園と言う素晴らしい学園に入っていただきます!!」 リビングで15時のおやつのメロンパンを食べていると、突然乱入者が(姉)現れ理解不能な発言をした、何故かドヤ顔で。 「.......きらい。」 いちを、志望校あったのにまったく知らない学園に入れって言われたら、カチンときちゃうよ。 砂のように崩れていった姉を横目で確認しながら、メロンパンを食べる。ちなみに今日のメロンパンの味は酢豚味。 とっもおいし... 宏紀「明穂ちゃん!?雫が翔永学園に入る何て僕は聞いてないよ!!」 明穂「うふふ。だって、サプライズだもの!お父さんに言ったら絶対反対すると思ったから秘密にしてたの。でも、お母さんは賛成してたわ!」 宏紀「そ、そんな、百合恵(ゆりえ)さんも!? 雫をあんな獣だらけの学園に入学させるなんて、僕は、僕は絶対に許しません!!」 またもや、乱入者(父)が突然現れた。何故が半泣きで、姉と口論をし始めた。 んん?獣とは.......まさかライオンかな。ホワイトタイガー?ホワイトタイガーがいるんだったら入学する。(もふもふが好きな雫) 百合恵さんというのは母である。 父は母の事を、「さん」づけで言うらしい。 母の年齢は....... 百合恵「あなた達、もう少し静かにしなさい。雫が困っていますよ。」 父、姉「「ごめんなさい.......。」」 百合恵「翔永学園は、設備がとてもいいと聞きます。警備も24時間体制ですしそして何より、宏紀(こうき)さんが卒業した学園ではありませんか。」 百合恵さん.......!!と感動している父。 そして、母も父の事を、「さん」づけで呼んでいる。 宏紀さんというのは父である。 でもお父さんが卒業した学園か.......それは気になる。 だけど、その学園を入学するにはテストとかあるはず.......。待って、テストって、、、 その時不意に姉と目がバッチリあった。 今思えばちょっとおかしいなと思ったんだ。3ヶ月前に突然姉から、自ら作ったテストを雫に解いて欲しいと懇願して来た。でも面倒臭いからと断った雫だが、メロンパンを沢山あげるからと言われ、渋々解いて終わったと思ったら今度は、自宅にいる動物達と鬼ごっこをしようと提案してきた。(まさかこれが身体能力を測る事になるとは思わなかった。) 動物大好きだから苦では無かった。 そして、最後に姉が、メロンパンの魅力を知りたいと言い作文を渡された。やっと姉もメロンパンの良さに気づいたんだと思って10枚ぐらい書いた気がする。これも苦では無かった。 むしろ鼻歌を歌いながら書いた気がする。 懐かしい。 約束通りメロンパンを30個ぐらい貰えたよ。ハッピーハッピーでした。
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