Ⅱ.TIME=2025 FRIEND RINK

2/3
前へ
/8ページ
次へ
「すぅ~...はぁ~…よし!」 私はバンッと机を叩いて立ち上がった。今日は成人式。和服を綺麗に着て、背中まで伸びている髪も高い位置でポニーテールに結んでいる。 スマホを手に取り、フレンドリンクのアイコンをタップする。すると画面いっぱいにアイツの姿が映った。 〔良かった、待ってたんだよ!!あ、今日はお出掛け?〕 「うん」 〔そっかぁ...ッ、サヨナラ〕 「...何言ってんの、君も一緒にいくんだよ」 〔...いや、僕は遠慮しとくよ...〕 「ダメ」 それからしばらく2人で話し合っていたが、3分後には向こうが折れてくれた。というか、君が居ないと私は大変なことになるのだよwww 「行ってきま~す」 私は勢い良くドアを開けると、未来への希望と共に道に飛び出した。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加