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委員長の手料理2
ますみ 14歳の頃の実話
男子学生A
俺、委員長の手料理食べちまった!
男子学生B
なんだって?!おい!詳しく話せよ!
男子学生A
今日弁当にさ、ふりかけが入ってなかったんだよ。俺は白飯にはふりかけが乗っていないと納得いかない性質でよ。
『マジかー!ふりかけ無しなんてありえねー!』って叫んじまったらさ。
ちょっと離れたとこに居た委員長に聞こえちまってさ。こともあろうに丁度委員長がふりかけの封切ったところだったんだ…。
案の定委員長がこっちにやって来てさ『封を切ってしまいましたがそれだけです。よろしければいかがですか?』って言うんだよ!
男子学生B
お目々キラキラさせなくていいから。まねなくていいから。
男子学生A
俺は耳まで熱くなっちまってさ、言葉が出ない代わりに白飯差し出してたんだ。
男子学生B
マ?だっせーっ!ウケるー!
男子学生A
委員長はさ、天使のように微笑んでさらさらさらと振りかけてくれたよ。ああもうかつて見たこともない程均一に!
こっれがよ。美味いのなんのって!
お前わかるか?この世に悦楽の園があるとしたらまさに委員長のふりかけ飯の事だ…。俺はその禁断の味を知ってしまった…!
この先どうしたらいいのかさっぱりわからねぇ!
男子学生B
なにーっ!ふりかけ掛けただけでそんなに美味かったのかっ!
ど、どれほど料理上手なんだ委員長はっ!
やっべぇ~委員長…。やっぱタダモンじゃねぇ~!
・・・ちなみに何のふりかけだ?
男子学生A
はちみつ梅だ…。
男子学生B
甘酸っぱいな…。
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