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③ー学校ー
「…小学校低学年のとき、
仲良かった女友達2人に
いじめられて。
…仲間に入れてもらえなくなって。
帰り道、
待ち伏せされるようになって、
泣くまで…
なんか……嫌なこと言われて。
そのくせ、
もう片方の子が学校休んだりすると、
『～ちゃんの代わり』って言って、
一緒に遊ばされたりして…。
でも、
担任の先生は、すぐに怒るような方で、
だから苦手で、
そのことを相談しようとか、思えなくて。」
「…そのことで、
私は…
他人が、怖いと思うようになって。
そのせいで、
場面緘黙って感じで、
学校で、全く喋れなくなって。
誰かに話しかけられても、
授業で指されても、
答えられなく、なって。
…それで、周りのみんなから、
変な奴扱いされて。
当然、
友達も、いなくて。
…でも、
学校って、
“友達をつくること”を
目指す所だから、
遠足のお弁当とか、
宿泊行事とか、
友達と自由にグループつくるときとか、
休み時間とか、
そういう、
“友達”がいることを前提とした
活動を、当たり前のように
強いるんですよね。
…だから、そういうとき、
みんなが、友達の所に行ってる中、
私は、いつも、
独りになっちゃっていて。
…そんな感じで過ごしていたら、
担任の先生と、親の
二者面談で、
先生が、
私のこと、
『クラスで浮いてる』って
言ってたって、
親から聞いて。
…そのことで、親に、
腫物を見るような目で、
見られてしまって。
私も、
その言葉を聞いて、
……ショックで。」
「…学校って、
カーストがあって、
その位って、
自分の、“友達”によって、
変わるじゃないですか。
それで、
友達のいない私は
当然、
最下層で。
元々
自己肯定感が低かったので、
同級生に、見下されたり、
大人から、
“かわいそうなもの”として
扱われるのが、
…嫌で。
だから、最下層は、嫌だから、
『友達は、
つくらなければいけないもの』
…って、
感じるようになって。
丁度引っ越しで
転校することになったので、
転校先では、なんとか喋って、
入れそうなグループに入れてもらって。」
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