プロローグ

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  「いらっしゃいませ! 3名様ですか?」 バイト中の加賀美の前に現れたのは、黒いローブをその身に纏う、ファミリーレストランにはとても似合わない、怪しげな風貌の男たち…… 「失礼、道を聞きたいのだが……」 男は懐からメモと地図を取り出し、加賀美に渡す。渡されたメモには、ある店の場所が記されていた。加賀美もよく知るあの店の場所だ。 「あぁ、ここなら……」 加賀美は地図を使い、その場所への行き方を説明する。男たちは加賀美の説明を聞き終えると、礼を言い、その場を後にした。 「変わった人たちだったな……」 加賀美は男たちを見送りながら、そう呟く。  
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