プロローグ

3/6
前へ
/197ページ
次へ
  「さて、と」 男たちの姿が見えなくなった所で、加賀美は自分がバイトの途中だったことを思い出した。早く店に戻らなくては…… 「おい」 店に入ると同時に、後ろから声をかけられた。加賀美は閉まりかけたドアの隙間に手を差し込み、振り返る。 「天道?」 そこにいたのは、カブトエクステンダーに跨る天道総司だ。 天道は、カブトエクステンダーから飛び降りると、酷く慌てた様子で加賀美のもとに駆け寄り、つかみかかる。 「今ここに、怪しげな料理人が来なかったか!?」 怪しげな? 料理人?  
/197ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加