第百九十八回:橋づくし 三島由紀夫作

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第百九十八回:橋づくし 三島由紀夫作

 三島の超現実的な作品です。とある街に迷い出てしまった三島はそこが箸だらけの奇妙な町だったのを見て、早くこんな所から脱出しようとあらゆる手を尽くします。だけど箸は空からその三島に狙いをつけて摘まもうとするんですね。もう怖いです。小説の最後に三島はとうとう箸で摘ままれてお腹を引き裂かれますが、何故かその時の三島は恍惚の表情になっていました。
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