第二百八回:南総里見八犬伝 曲亭馬琴作

1/1
前へ
/195ページ
次へ

第二百八回:南総里見八犬伝 曲亭馬琴作

 世間ではドラゴンボールの元ネタといわれていこの読本ですが、それは誤解で本をちゃん読めばわかりますが、これドラゴンボールと全く関係ないんですよ。全くなんでこんな誤解が広まっているのか私にはわかりません。有名人まで誤解を真に受けて似ているなんて言ってるんですから。こんな誤解がまかり通るのって多分みんなこの読本読んでないからなんですよ。ホント読まず語りっていけませんね。  まあ、読めばすぐドラゴンボールとは全然違うってわかるんですが、まあめんどくさがり屋さんの皆さんのために簡単に内容を説明してあげましょう。この読本は千葉の南の昔南総っていわれていた地域を舞台にしたおじいちゃんと八匹の柴犬のヒューマンドラマなんですよ。江戸の昔南総のある村の妻に先立たれたおじいちゃんが八匹の子犬を拾ってくるわけです。だけど隣近所の人が犬が吠えるのをうるさがってそんなもの全部保健所に預けてしまえ保健所の職員まで連れてくるわけです。だけどおじいちゃんコイツラはみんなオラの子だべと言って村から出てゆくわけです。八匹の子犬はみんなオスで球を持っていましたが、子犬たちはおじいちゃんが気の毒だべ自分の玉を一個ずつ上げるわけですが、おじいちゃん涙ながらにそれを食べます。したら翌日おじいちゃんの玉が八つになっていました。おじいちゃんと柴犬はそのまま幸せに暮らしましたが、そのおじいちゃんと八匹の柴犬の感動の物語がこの南総里見八犬伝なのです。
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加