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「香坂、どうしたんだ?」
「あ、風紀委員長…」
「やっほぉ香坂くん。俺もおるよ」
「「俺らもいるよー!!」」
「先輩達! 昨日ぶりっスね!」
あれ、そう言えばどこぞのバ怪鳥と風紀委員長は犬猿の仲だって…。
つかなんでこんなオールスターサマ達がこんな食堂の一角にわざわざ集ってるんすか?
……失礼承知。帰ってもよろしいでしょうか。
「何言ってんだよ。ここまで来たんだから総受けになっちゃえよッ」
「心の中を読むなメンタルゴキブリ腐れ野郎」
「綾人くん! それだと俺も腐れ野郎になる!!」
「元々腐ってんだろ」
「綾人、何だかここは危ないから俺の部屋に行こうか」
「行かねーよ。お前の部屋の方が危険な気するわ」
「あはは……」
「ほら、お前らの変態っぷりに風見が苦笑いしてんぞ。可哀想だろ」
「「あははっ、駄犬も面白いけどお前らも面白ーい!」」
「先輩! 素早いツッコミカッケーッス!」
生徒会双子よりも息ぴったりに面白がってる双子とさっきからカオスな現状を前に瞳輝かせながら見てるワンコ…。
ある意味風紀委員は純粋でいいと思います。
あまりの濃さに明明後日の方向を眺めているとトン、と軽く肩を叩かれた。
「香坂、昨日は大丈夫やった?」
「あっ真壁。ブレザーありがとうな、いつ返したらいい?」
「いつでもええで。同じクラスやし!」
「ん、わかった。あんがと」
「ちょっと」
「ちょっとー!」
「「弘斗まだ泣いてるよー!!」」
独特なようで不思議と落ち着く真壁の雰囲気にほんわかとしていると、生徒会の双子がぷりぷりとしながら未だ泣いてる怪鳥を指指していた。
「ハァーーー…かいちょーさんいい加減泣き止んでくださいよ。俺が悪かったんで」
ちなみに怪鳥の泣き方はしわしわピカチ○ウみたいな感…じ。
癖強いなおい。しかもちょっと可愛い。
「…グスッ、俺の事好きか? …スンッ」
「え? …えと、いやぁ…」
「…。」
「あぁもう好きですよ! 好き! はい、泣き止んでください!!」
「!! …ふ、ふんっ! ほらな! やっぱりお前は俺の事が好きだったようだな! …グスッ」
……真っ赤な目でドヤ顔されてもな…。
「腐おぉお!! 泣き虫幼女会長×ツンデレ苦労人ktkrぇぇぇえ!!!」
「綾人!! 不倫か!? 不倫か!?」
「えっ香坂くん?! …流されやす過ぎじゃないかな…?」
「綾人くん! 俺は信じてたよ!!」
「いやいやいやいや。泣き止ませるために言っただけだから? 勘違いすんなよ? 俺はノーマル!!」
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