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「は? 俺そんなことやったか…っておいおい、何近づいてきてんだよ」
翔達はじりじりと朔に近寄っていく。
さながら腹を空かしたライオンのよう。
「綾人くんに性的な事はまだ早いんだよぉぉ!!」
「俺の嫁に手を出しやがってこの野郎!!」
「つかなんか俺も悪ノリして攻めになっちゃ…あっ、やっぱ首筋にたくさんのキスマとか萌えるぅぅぅ!! 俺もやってよかったぁぁぁ!!!」
「香坂くん、大丈夫?」
…朔、早速翔と太陽と仲良いなぁ。友達増えてよかったなぁ。凪? 盗撮魔なんぞ知らん。
つか風見も何気悪ノリして首吸ったろ。知ってんだよ。
「あぁうん、大丈夫。…いやぁ、いい天気だナ! じゃあ俺ちょっと寝るネ、おやすみ」
逃げるが勝ち、だ。
ということで眠ろう。
「ハァッ、ハァ!! 足速ッ…!!」
「落ち武者ヘアーにしてやるぅぅぅ!!!」
「だからッ!! 俺ッ、やってねぇってぇぇぇえ!!!」
「綾人総受けhshs!!!」
「ふぁあ…僕も眠ろうかな」
そんな会話を子守唄代わりに瞼を閉じる、春の麗らかな午後の話。
おわれ。
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