わたしの知らない時代

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わたしは、時々自分が生きてる意味について考える。お布団に入ると何故か寝付けなくて柄にもなく、どうしてこの世に生まれて来たのかな? そんなことを考えているとちょっと怖くなる。 そして、眠れなくなるのだ。 さっき見たおばあちゃんの写真、若いおばあちゃん、その頃のおばあちゃんをわたしは知らない。 だけど、写真の中のあの時代は存在していた。それは、確かな現実なんだ。 そんなことを考えると背中がぞくぞくしてきた。 わたしは、その時は何処にも存在すらしていなかったのだから。そんなことを考えると怖くなる。
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