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「はぁ~やっと着いた!」
遠くに見える阿蘇山は緑に囲まれ、反対側には牧場が見える。遠くに見える街並みは小さく、空にある雲は近く感じた。
「お疲れさま」
聡史はそう言って手袋を取り、保奈美に右手を差し出した。保奈美も右手を差し出し、握手を交わした。
2人は無事登頂できたことを祝った。
そばにいた中年の夫婦に写真を依頼して、2人は山頂の標識の前で記念撮影をした。
保奈美は満面の笑みで写真に写っていた。
聡史は素直に嬉しかった。
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