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私は街中を歩いていた。
年齢的にも成人になってから一体何年経っただろう…
少なくとも、姿においても法律上の基準においても私自身、今は完全な成人である。
そうした中で、私はふと『神様』の事についてを考えていた。
というのも、最近私は『神様』の事についてを今まで以上に本格的に意識するようになっていたからだった。
どんなに現実的な考えにとらわれてるような人でも、『苦しい時の神頼み』にもあるように、結局誰もがいくつになってもどこかで『神様』の事を意識する事を私は実感していた。
現に、私も頼れるのが『神様』だけになった時にガチでお願いした事は何度かある。
…そして何より…
私自身、それを『実感』した事もあるのだから…
最近では、あるアニメの影響で本格的に『神様』の事を今まで以上に意識するような事も目立っている。
これまでは私自身も普通に『神様』に対して抱いていたイメージは、神話に登場する典型的な神様しかなかった。
ひそかに、そうした事は幅広い心の視野が保障されているはずだった子供時代から既に表れていた。
当時の私からすれば、『他に何があるの?』といった感じで、私から積極的に考えたり思いついたりしようとせず、完全に付和雷同のごとく『周りが普通にそう言っているから』という理由で真っ先にそれに乗る形で決まってそう考えていた。
…しかし、そうした中でも私は常にどこかしらで『違和感』を覚えていた。
他に考えがなく、そうである以上、今候補にあげられるのがそれだけならそれが『答え』でいいとしか言いようがない中にいても、あくまでそれは『保留』という感じで決して『ピンとくる』という事がなかったのだ。
そうして今までの日々を過ごしていく中、私は色んな事を経験した。
それは決してその時だけの事で終わる事はなく、後に影響を及ぼすような事も幅広く体験した。
そうした体験の中には、今まで考えの基盤どころか考えの存在すらなかった事に気づかせる事もあった。
そしていつしかその体験は、私に対して神様に対する今まで思いついた事すらなかった意識を持つ事に通じていったのだった。
それは…
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