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しばらく歩いていると、再び私は足を止めた。
ふと気になったところを向くと、今度はイラストではなく、普通の店だった。
そこでは日夜、たくさんの人が働き、この店を動かしていた。
それは私が今私が見ているところに限った事じゃない。
他のところに視野を広げてみればわかるように、私達の身の周りにあるものは全て『誰かによって支え、動かされているもの』…
当時、同じポジションに身を置いた時にあらためて実感したんだよね…
『働く』というのはどういう事なのかという事を…
ただ賄いとかを目的に動いてるのでなく、そうした目的であっても、全てに共通する形で、『一つの存在を動かし、支える』ためにそうしている…
ああいう存在がいるからこそ、私達は色んな事が出来る。
買い物をする事も、サービスを受ける事も、今こうして整備された道を歩けるようになっているのも…
あらためて思うと、この店にとどまらず、私達の身近にあるものはまさしく全てにおいてそう言えると実感する。
私達が当たり前のように出来ている事には、必ずこういう縁の下の力持ちの存在がいるのだ。
お客様よりも、『ここを動かし、支えてる存在』こそが神様のように思える…
むしろお客様を『神様として見てくれる』なら、私自身も積極的に神様らしい対応をやらないとね…
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