かみさまフィールド

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しばらく歩いていると、ふと私はある方を向いた。 そこには、誰かが何やら頼み事をしていると思われる光景があった。 もう一人の方が説明するような仕草をした後、どこかしらの方向を指さして説明しているような様子だった。 あの雰囲気からすると道案内だろうか…? すると、そこにいた人が二人とも歩き出していった。 どうやら直に着いていって道案内してあげるようだ。 その人は、ただ案内をするだけでなく、色々相手の事を配慮したり、色んなサポートをする事を積極的にやる事もしており、案内してもらっている側もかなり嬉しそうにしていた。 普通は道を聞かれたら、基本的に直に着いていかずそれっきりになるけど、 あの人はわざわざ直に案内してて、しかもただ案内するだけじゃなく、案内する人の安全を配慮したり、他にも色んなところであの人に積極的に尽くしてるのはすごいなぁ… しばらくしてその人達は目的地に到着したようだった。 目的地までは多少距離はあったものの、私がその場に立ち止まっていても動向を確認できるところに目的地があったようだった。 案内を頼んだ人はとても嬉しそうにしていた。 それは目的地に到着したからだけでなく、むしろそれ以上に案内してくれた事を有難く思っていたからだと私にはすぐにわかった。 道案内するだけで、相手をここまで喜ばせてあげられるのは普通にやる事では到底出来ない事である。 あの人の行いは、間違いなく心を込めてやった事と言えるだろう。 私はあの人の行いに普通じゃないような関心を抱いていた。 あの人のしてあげた事は、ただ頼みを聞いてあげただけでなく、それを通して相手を幸せな気持ちにさせてあげた特別な思いを込めた事と言えるだろう。 それはまさしく、『神様』のようで…
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