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その時、私はふとある事を感じた。
同時にその感じは、ひそかに『今初めて覚えたものじゃない』とも実感した。
こうした感じ…確かさっきもどこかで…
…そうだ。
この感じ、さっきも色んなところでひそかに実感していたっけ…
私はその時の事を追想した。
さっき見かけたイラストで覚えた事…
店で働いている人達に対して覚えた事…
私達の暮らしを支えている『生き物ではない存在』の事…
あの時もそうだった。
あの時だって、まさしく今私があの道案内をしていた人に対して抱いた事をひそかに実感していたんだ…
私が今も、そしてそうなるまでの間も抱いていたこの感じ…
その感じは、まさしく『神様を実際の存在として目の当たりにした』ような感じだった。
それはまさしく『神様が実際いるなら、間違いなくこういう気持ちを抱いているだろう』という事が私のもとに現れたのである。
そう。
私がある時に抱いた意識とはまさしくこれである。
それは、実際の対象は典型的な神様とは関係なく、普通に見ればありふれた事である事に対して、『神様に相当するような意識』を持つようになった事だったのである。
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