第2話🌿ママの妊娠とお手伝い

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第2話🌿ママの妊娠とお手伝い

あれから数ヶ月後、ママは妊娠した。 凌空を妊娠した時は 赤ちゃんだったからできなかったけど 今回は少しでもママのお手伝いをしたい。 「ママ、おはよう」 何時もより早起きして、 制服に着替えてキッチンにいる ママの隣に立った。 『おはよう、心咲』 あんなことを 言っちゃった責任もあるしね(苦笑) 「手伝うよ」 制服の上からエプロンを着けて手を洗う。 こうして、ママと二人で キッチンに立つのも久しぶりだなぁ。 『ありがとう』 朝食の用意が終わる頃に 凌空とパパが起きて来た。 『おはようございます、心綺人・心咲・凌空』 ママを最初に言うあたりがパパらしい(笑) 凌空はまだ、ママが妊娠したことに気付いていない。 「おはよう、パパ・凌空」 「ねぇちゃん・母さん・父さん、おはよう」 今日は部活の朝練が休みだから 凌空も少しゆっくりだ。 『おはよう、凌杏・凌空』 ママもか(笑) 本当に似た者夫婦だよね。 パパは先に食べ終えると 食器をシンクに置き仕事に行く準備をし始めた。 『では、行ってきますね』 教師であるパパは私達生徒より 早めに学校へ行く。 『行ってらっしゃい』 ママは食べていた手を止めて立ち上がり、 パパを玄関で見送った。 一時間後、私達も家を出た。
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