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【テイラー共同】変異型エボラ出血熱の感染拡大に歯止めがかからないロウドでは、発生の原因が鉱山の開発を支援している京華人民共和国の工場にあるとのデマが流され、デモ隊に現地の京華人や工場が襲撃されるなど、新たな火種に悩まされている。
襲撃された京華人によると、宗教的理由でロウド人が食べない豚肉が感染源との噂が、SNSを中心に流されているという。以前から燻っていた、鉱山開発を巡る京華人民共和国への不満が、エボラ出血熱をきっかけに爆発した形だ。
ロウド政府は、国民の不満がいずれ政権に向かうのではとの懸念から、デモの鎮圧に努めているが、政権と対立している軍部が反発しており、エボラ出血熱と軍部、その両方を抑え込もうと躍起になっている。
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