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耳元は圭一郎の舌が濡れた音を響かせていて、下半身は、その手で柔らかいところを何度も何度も辿られる。
それもまだ仮眠室の入口で立ったままの状態で、声も上げてはいけない、と言われて珠月はぎゅうっと圭一郎に強く抱きつく。
その様子を見て、圭一郎は口元に笑みを浮かべた。
「我慢してる珠月、たまらなく可愛い。まだ、いちばん感じるところには触れていないのにね?これで、気持ちいいところに触れたら、どうなるんだろうね……」
「んっ……あ、ダメ……」
「ダメ?何が?俺が珠月に触れたらいけないってことはないよね?珠月は俺のでしょう。」
こくこくっ、と珠月は頷く。
「ダメ、じゃないよね?じゃあ、止める?」
「や……」
「やめちゃだめなの?可愛いなぁ、珠月のわがまま。ねえ、もっと欲しがってよ。」
何度も珠月の身体に触れている圭一郎には、珠月の身体のことなんて、全部知られている。
だから、その感じるところにも的確に触れることが出来るから。
「気持ちいいの?珠月……」
「ん、気持ち、いい……」
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