圭一郎の鳥籠

11/13
前へ
/149ページ
次へ
そうしたら後でもっと気持ちよくしてあげる。 先程から圭一郎に注ぎ込まれる声は、甘くて、官能的で、珠月には逆らうことなんてできない。 白衣の圭一郎は、やたらと素敵なのだし。 どきどきしながら、珠月は術着の上からそっと、手で撫でる。 しっかりとした硬さが手に伝わった。 ──圭一郎さん、興奮して下さっている。 「硬い……です。」 「だって、珠月が可愛いからね。」 すうっとしゃがんだ珠月は、そっと術着のパンツを引き下げた。 すでに主張している圭一郎のものに、そっと舌を這わせる。 「ほら、いつも珠月の中をいっぱいにして気持ちよくしているものだよ?入れると、珠月はすごく気持ちよさそうな顔をするよね。」 「んっ……」 珠月が、口に含むとさらにそれは口の中で大きくなった。 「珠月……、さっき少ししか触っていないよな?物足りなくないかな?」 珠月はこくっと頷く。 「じゃあ、自分で触っていいよ?」 とても綺麗な顔で微笑みながら、圭一郎はそんなことを言う。 自分で、なんてそんな……、珠月はそれはできないと言おうとすると、圭一郎に頬を撫でられた。
/149ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3675人が本棚に入れています
本棚に追加