SCP-37★-JPについて

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──(俗に)小説家と呼ばれている作家さんの作品は読まないのですか? 「読みますよ。読みますけど……」  普通に製本された作品も読むようではあるが、どうも言葉を濁して言う辺り何かを隠しているような気配があった。  SCP-37★-JPは、自分に何か不都合な事がある時は当たり障りの無い返答をするが、奥歯に物がはさがったように言葉を濁す癖があるようだ。 ──嫌いなのですか? 「違いますよっ! そんな事ありません。ありませんけど……」  私が核心に迫るまでは頑なに本心を言う事はありません。何度か切り口を変えて核心に迫ろうとくらいつきました。
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