0人が本棚に入れています
本棚に追加
──つまり、プロの小説家が書かれた作品には完成され過ぎた部分があってつまらない、そう言う事ですか?
「違いますよっ、本当につまらないとかそんな大それた事思っている訳じゃないですよっ!」
どうやらSCP-37★-JPの図星に当たる事が出来たようだ。(作品として)面白い、面白くないは別の話で、素人染みた部分が垣間見えるネット小説には、もっと頑張ってもらいたい、応援してもっと面白くなるように一緒に努力していきたい、そう思わせるには充分過ぎる余白があるからだろうと推測する事が出来ます。
──つまり、まだ売れていないアイドルやミュージシャンを応援するような感じなんだね?
「あ、そっか……そうなっちゃうのか……」
どうやら私に言われて初めて気付いた様子で、これまでそのような認識を持って行動していたとはSCP-37★-JP自身も思っていない様子でした。
収用直後に、オブジェクトクラス・Euclidに指定されていたSCP-37★-JPは、このままSCP職員の接触が有効に働けばSafeへと格下げする事も可能だと考えられます。
最初のコメントを投稿しよう!