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犯人探し
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「ギフトと話した内容が繋がってるのか。その部長が送ったのか?」
川端は不思議そうな顔をしている。
「そうとも言えないよ。注文したとしてその日に届くような代物ではないと思う。それに他のギフトの辻褄が合わないんだ。話した内容で送ってくるならそれぞれ会話した人が送ってこないといけないよねぇ。こんないたずらをする犯人がいるとするとそんな各々がわざわざそんなことするかなぁ」
「うーん」
川端は押し黙って考え込んでいる。白川の話に俄然興味が湧いてきた。
マスターは食器を片付ける片手間に聞き耳を立てているようだ。
「他のギフトは何かあるのか?こうなったら犯人を探してやろうじゃないか」
「そうだな」
白川は一つ一つのギフトと、思いつく限りのギフトに連想される話をした。
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