三国志～夢幻～(下巻)

これまでのあらすじ

現代の日本にて命を落とした男、要春馬。

彼は羅神と名乗る神の気まぐれにより、異世界へと送り込まれた。

そこは中国後漢の時代に英雄と呼ばれた者達が一同に会し覇権を争う世界であった。

春馬は領土と兵を持たぬ代わりに一人の軍師を得た。

軍師の名は張良。

漢の高祖劉邦に仕え、韓信、蕭何と共に劉邦を支え、遂には楚の項羽を打ち破った。

張良を得た春馬は更に趙雲、そして甘寧、蘇飛を得て漢中に進軍。

漢中太守であった張魯を下し漢中を手中に収めた。

これにより春馬は群雄割拠の世に要春馬有りの名乗りを上げたのである。