もてなす京都の道祖神
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この道を歩む多くのみすぼらしい者たち。身なりではなく心貧しきものたち。我ら夫婦を見流すことなくいちいち悪意を向けざる負えない人生を歩んでいる者たち。上古ではあまりみかけない人種だ。 かつては貧しきものもそうでないものも常にもっと怯えて生きていた。明日をも知れぬ命の喪失や突然の別離に慄き、神羅万象すべてに神が宿ると畏敬を持って生きていた。
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