もてなす京都の道祖神

5/14
前へ
/65ページ
次へ
それにくらべてあの者たちはなんだ、神を感じられないのはまだしも、そうであれば石くれにしかすぎない我に向かってわざわざ悪意の視線を向けるあの意図はなんなのであろう。心底を測りかねる輩だ。石くれにすらわざわざ悪意を向けているのだ生身の人間との交流ではより一層そうであるはずだし、であればその運命は不運に縁どられたものになるに決まっている。
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加