587人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
障害
俊輔君の真剣な気持ちを聞いて何とかしてあげたくなった。
式から1ヶ月経った。
恵子も落ちついた頃だろう。
まずは、恵子に相談しないといけない。
勝手に話をすすめる訳にはいかない。
結婚したから夜誘うのは悪いから日中ランチに誘った。
「恵子、久しぶり。新婚生活はどうですか?」
「真理、会いたかった!もう、聞いてよ。 毎日仕事で全然新婚じゃないよ。」
「旦那さん忙しそうな仕事だもんね。」
恵子達がラブラブとか想像できない。
「ごめんね。付き合ってたの内緒にしてて。あと、旦那の職業は皆に内緒にしてて欲しいの。」
「なんで、優秀なんだから宣伝した方が、いいんじゅない。」
「それがね。いろいろ有るのよ。
恨まれる事もあるから、家族はみんな内緒にしてる人が多いよ。
仕返しとか怖いから。」
なるほど、自慢できる職業なのにそういう事もあるんだ。
そうだ、いつ本題に入ろう。
最初のコメントを投稿しよう!