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「真理は、本当に意地ぱりなんだから。
真一さん送って行ってくれる?」
「さっき、嫌だって言ってましたよ。」
真一が答えると、周りから非難の声があがった。
「女心分かってないですね。」
玲子まで言った。
「あれは、どう見ても好きですよね。」
俊輔が爆弾発言だ。
「好きって俺の事を?それはいくらなんでも無いだろう。」
もう、別れて二年近く経つ。
そんなに人の気持ちは、簡単に変われない。
「真一さんは、まだ真理さんの事好きですよね。」
俊輔君みんなの前だよ。
「俺の気持ちは、変わらないよ。」
「じゃ、お持ち帰りしていいですよ。
俺が認めます。」
俊輔君に言われてもなぁ。
「私は、何があっても知りませんよ。」
橋本さんは、笑いながら言った。
みんなにはやし立てられて、仕方なく真理を送って行く事にした。
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