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暫くして少し気分が良くなると、おなかがすいていることに気づきました。
「はあ、はらへった、はらへった。よし、めしにするか。」
おじいさんはおむすびの入った包みをほどくと、あやまって、おむすびを一つ落としてしまいました。
それが下り坂まで転がったので、ころころとどんどん転がり落ちて行きました。
おじいさんは待て~!待て~!待ってくれ~!と叫びながら追っかけて行って途中でこけて足の骨を折ってしまいました。
それでも、おじいさんは痛みを堪えて足を引きずりながら、おむすびが転がった方へ進んで行くと、木の根元近くに穴があることに気づきました。
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