恋の魔法が解けなくて
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柄にもなく照れながらワールは「好きだ」と言った。 空っぽになっていた心が満たされていくのを感じる。 我慢しようとしても頬が緩み、顔や耳が熱くなっていく。 でも、私は突然離別を告げられて、枕を涙で濡らした夜だってあったんだ。 少しくらいイジワルをしてもいいはずだ。 「私はどうかなー」 ワールに背を向け一歩、二歩と距離を取る。
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