エピローグ
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大きな鏡を覗き込む。 鏡にはいつもと違う自分が映っている。 何時もより幼い容姿は、人間で言えば十代半ば程だろう。 格好もいつものローブではなく、高校の制服を着ている。 「ワール様、何故そのような格好を」 部屋に入ってきたメイドに尋ねられた。 猫の耳と白い毛を揺らし、大きな瞳で不思議そうに僕の方を見ている。
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