恋の魔法が解けなくて

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「おい、花咲が転校生を連れて行ったぞ!」 「きゃー、マナちゃん大胆!」 「なんだなんだ! 追いかけようぜ!」 「やるなぁ、マナっち」  クラスメイトの様々な声を振り切り、屋上へ向けて走る。  握った転校生の手は、いつか触れた魔法使いの手と同じ感触だった。
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